シミのメカニズムを知る!種類と原因と対処法
お肌の悩みでトップにあがるのは「シミ」です。
年齢ごとにいろいろな悩みが出てくるのですが幅広い世代の女性の悩みとしてシミがあげられます。
シミといってもいくつか種類があり原因があります。
また、スキンケアや対策なども異なってきます。
まずはシミができる原因を小学生でも理解できるようにお話しします。
シミのメカニズム
シミをつくる原因は、
「メラニンの生成」
「ターンオーバーの乱れ」
に分けられます。
紫外線を浴びると表皮の基底層にあるメラノサイトという細胞がメラニン色素を生成します。
このメラニン色素がシミの元となるものですが
表皮の四段階の層(基底層⇒有棘層⇒顆粒層⇒角質層)をえて
ターンオーバー(約28日周期)サイクルでメラニン色素が角質層に排出されていきます。
表皮とは・・・お肌の一番外側の層のこと。厚さは、約0.2ミリの薄いそうです。
そして垢となってはがれおちるのです。
これが正常なターンオーバーすなわち新陳代謝です。
(ターンオーバーの周期は、約28日周期と言われていますが年齢ととものあがってきます。
40代なら40日以上、50代なら50日以上と思ったほうがいいです。)
しかし紫外線、ストレス、ホルモンバランスの乱れ、加齢などによって
そのサイクルが乱れていきます。
すなわちターンオーバーのサイクルが遅くなるのです。
そうすると、メラニン色素ははがれおちることなく角質層にとどまりシミになるのです。
シミができるメカニズムは理解していただけましたか?
それでは、次はシミの種類とその対処法です。
シミの種類と治療法
☆老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)
老人性色素半はお肌の老化現象のひとつです。シミの代表格です。
主な原因は、紫外線。日光シミとも言われています。
若い頃は日焼けしまくりましたーと言う人には、そのツケとして出ていることが多いですね。
日を浴びた代償です。
紫外線に長い間さらされた皮ふの表皮細胞は年月かけて老化してメラニン細胞を活性化します。
過剰なメラニンが生成されてシミとなってお肌に現れます。
5年~20年ぐらいの紫外線の積み重ねが原因です。
5年かけてできてシミは5年かけて消えると言われています。(シミを消す対策をした場合)
頬骨やこめかみなど高い位置にできやすいです。
大きさは数㎜~数10㎜で丸い形状をしています。
背中、肩、手など体にもできます。
対策法⇒○紫外線対策
○美白化粧品(ビタミンCや誘導体の入ったもの)
○イオン導入
○レーザー治療、フォトRF、レーザートーニング
○トラネキサム酸などの内服薬
○ハイドロキノン・トレチノイン酸療法
☆雀卵斑(じゃくらんはん)
雀卵斑は「そばかす」のことです。
小さな斑点が鼻を中心に顔全体に散らばっています。
原因は遺伝的なものであることが多いですね。
子供の頃から出ているのが普通です。
米粒大の不規則な形で色は淡い褐色。大人になるとともに
増えたり紫外線の影響で濃くなったりします。
女優さんでも深津絵里さん、宮崎あおいさん、新垣結衣さん、上野樹里さん
などもそばかすがありますね。
そばかすは色白の人に多いです。欧米人なんか多いですよね。
そばかすは、チャーミングの証とも言われていますよね。
アナと雪の女王のアナにもそばかすありましたよ。(アニメだけど・・・)
キャンディキャンディにも。
「そばかすなんて気にしないわ~♪」ってありましたよね。
そして私もこのそばかすには幼き頃から悩んでおりました。
キャンディキャンディの歌を人目見て良く歌われましたね・・・。
対策法⇒○紫外線対策
○美白化粧品(ビタミンCや誘導体の入ったもの)
○イオン導入
○レーザー治療、フォトRF、レーザートーニング
○トラネキサム酸などの内服薬
○ハイドロキノン・トレチノイン酸療法
☆肝斑(かんぱん)
中年期以降の女性の現れる左右対象に頬、額、あご、鼻の下にできるシミです。
目の周りだけにできないというのが特徴です。
色は褐色っぽく、どんよりとして色です。
ホルモンバランスが関係しています。
また妊娠時やピルなど服用している人にも多く出る場合があります。
30代~40代女性に出ることが多いですが高齢になると自然に薄くなります。
また紫外線の影響も受けやすいです。
対策法⇒○紫外線対策
○美白化粧品(ビタミンCや誘導体の入ったもの)
○イオン導入
○レーザー治療、フォトRF、レーザートーニング
○トラネキサム酸などの内服薬
○ハイドロキノン・トレチノイン酸療法
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☆炎症後色素沈着(えんしょうごしきそちんちゃく)
炎症後色素沈着は、皮ふの炎症や損傷後にできる色素沈着です。
主に、ニキビやアトピー性皮膚炎、虫さされ、ムダ毛処理後の炎症、
やけど、外傷、レーザー治療によるダメージなどによるものです。
アイロンでやけどしてしまったものがいつまでも消えないでいますよ、私も。
皮ふが物理的な刺激を受けると、
メラニン色素をたくさん作り出しそれが肌に残ってしまいます。
皮ふの炎症が悪化して化膿したり、皮膚の炎症の持続期間が長くなるほど、
色素沈着は悪化することがあります。
部位によって色素沈着の度合いは異なり、
ターンオーバーが活発な顔では色素沈着が残りにくく、
それ以外では色素沈着が長引く傾向があります。
対策法⇒○紫外線対策
○美白化粧品(ビタミンCや誘導体の入ったもの)
○イオン導入
○レーザー治療、フォトRF、レーザートーニング
○トラネキサム酸などの内服薬
○ハイドロキノン・トレチノイン酸療法
☆光線性花弁状色素斑(こうせんせいかべんじょうしきそはん)
光線性花弁状色素斑は、
皮がめくれたり、水ぶくれができるような強い日焼けをした後にできやすい色素沈着です。
桜の花びらが散ったような状態で現れることから、こう呼ばれるようになりました。
主に、両肩から背中にかけて境界がはっきりとした
褐色~黒褐色の色素沈着が花びら状に現れるのが特徴です。
私の主人も昔ひどい日焼けをしてこの状態になっています。
背中に花びらが散っているようです。
夏場の海水浴などで日焼け対策をせずに一気に強い紫外線を浴びると、
皮膚がヤケド状態になり、場合によっては水ぶくれができたりします。
その後に、適切なスキンケア(皮膚をクールダウンさせるなど)を怠ると、
この症状が引き起こされる可能性が高くなります。
対策法⇒○紫外線対策
○美白化粧品(ビタミンCや誘導体の入ったもの)
○レーザー治療
☆摩擦黒皮症(まさつこくひしょう)
摩擦黒皮症とは、皮膚に摩擦を与えたりすることで引き起こされる色素沈着です。
通常、シミはメラニン色素が表皮層に存在するものですが、
黒皮症の場合は、メラニン色素が表皮のさらに奥の真皮層にまで入り込んでしまった状態です。
境界線がはっきりとせずもやもやとした黒ずみ状態になります。
入浴時のナイロンタオルやボディブラシなどの使用によって引き起こされるケースが多いことから、
「ナイロンタオル色素沈着症」と呼ばれることもあります。
乾布摩擦によってタオルで皮ふを強くこすっていると色素沈着を起こすケースもあります。
また、洗顔時には頬や鼻などの骨が隆起した部分は無意識に強い刺激を与えていることがあるので注意が必要ですよ。
対策法⇒○紫外線対策
○美白化粧品(ビタミンCや誘導体の入ったもの)
○イオン導入
○レーザー治療
こんなにもシミの種類があるとは思いませんよね。
どのシミも共通して言えることは普段のケアが一番重要になってきます。
丁寧なスキンケア
美白を意識したスキンケア
紫外線対策
規則正しい生活
バランスのとれた食事
この基本ができてるか?
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これができてこそ、レーザー治療などが生かされてきます。
そしてなによりも「シミを消すぞ!」とあきらめない心です。
以前、サロンのお客様で顔中にシミができてる50代の方が来店されました。
お客様曰く
「シミはもうあきらめています。」とおっしゃっておりました。
だったらなぜエステを受けに?と疑問に思いました。
その心の奥には「キレイになりたい。」って気持ちがあるのではないかな?
と思いました。
その時にエステの目的は行事を控えていて少しでもキレイになりたいって
思ったから受けたのではないかなと思います。
その方のシミは、きちんとしたケアをしていないがためにできたシミです。
老人性色素斑もあればソバカスもあり肝斑もありました。
シミの上にシミができているという状態です。
そうなるとそのシミを完全に消すことは非常に難しいです。
ただ0%ではないんです。
時間もかかるしお金がかかる場合もある。
でも、あきらめずコツコツとケアを続けて行けば薄くすることもできるのです。
シミは、人それぞれ原因が違ってきます。
また生活習慣も異なるために何種類かが混在してできる場合が多いです。
そばかすの上にシミ。シミの上に肝斑。それらをきちんと見極めるために
病院に行くというのもひとつの手段です。
私もそばかすはレーザー治療で消してきました。
目立つものは消えましたけど紫外線対策は日頃のスキンケアはきちんとやっています。
それでもシミって出てきます。肝斑だって出てきます。
でもあきらめていません。
自分のできる範囲からまずはシミ対策していきましょう~
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