お肌の表皮と真皮の役割
今回は表皮と真皮の役割を説明します。
【表皮の役割】
きれいなお肌作りにもっとも大切なのは表皮の働きと言われています。
角質層の厚さはサランラップをイメージしていただくとわかると思いますが、
その厚さは約0.2㎜~0.3㎜です。
私達がお手入れをできるのはこの「角質層」です。
前回の記事でもお話ししましたが、
表皮は、
「角質層」「顆粒層」「有棘層」「基底層」の4つの層から成り立っています。
基底層・・・表皮細胞を生成する。 メラニン細胞を持っていてメラニン色素も生成しています。
有棘層・・・栄養を補給する役割があります。
顆粒層・・・紫外線からお肌を守る役割があります。
角質層と顆粒層の2層を バリアゾーン(角化層)と言います。 お肌の表面を保護しています。
角質層・・・角質細胞とその間を埋める細胞間脂質できています。
外からの刺激や異物の侵入を防ぐ役割があります。
これをバリア機能と言います。
角質層は水分の少ない乾いた細胞が約20層ほど積み重なって形成されています。
水分保持するためのNMF(ナチュラルモイストファクター)という天然保湿因子があります。
私達は本来自分で天然保湿因子をもっているんですね。
基底層で作られた細胞は、皮ふ表面に向かって徐々に変化しながら押し上げられて角質層でアカとなって剥がれ落ちます。
これがお肌の新陳代謝つまりターンオーバーということは前回の記事でお話ししました。
いわば、角質層は死んでしまった細胞の集合なのです。
【真皮の役割】
ハリと弾力を保つのが皮ふの中心にある真皮です。
真皮にはコラーゲン、エラスチンという繊維状のたんぱく質が網の目のように広がっています。
その隙間を粘膜の液体であるムコ多糖体(ヒアルロン酸)が埋め尽くしています。
コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸はすべて真皮の水分保持の働きをしています。
お肌のハリや弾力はここで決定されます。
表皮と真皮はお互い違う作用ですが、この2つの作用があって私達のお肌は正常に機能するということになります。
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