オールインワンタイプの化粧品をどのように使うか?
お客様から
「オールインワンタイプの化粧品ってどう?」と
質問されました。
オールインワンタイプの化粧品とは、
それひとつで
化粧水
美容液
乳液
クリーム
などの役割を果たしてくれるものです。
最近では、
化粧下地やUV機能まで備えてあるものもあります。
ジェル、ゲル、クリームといったさまざまな
オールインワンタイプがあります。
ま、ジェルとゲルはほぼ同質のものだと思って
下さい。
言い方が違うだけでテクスチャーは同じですから。
エステティシャンの立場から言わせていただくと
「あまりおススメしません。」
それは何故かって?
化粧品ってそれぞれに役割分担があります。
化粧水は、お肌に対しての水分補給。
角質に水分を補給することによってお肌の細胞を
ふっくらさせます。
さらには次に使う化粧品のアイテムの成分の浸透を
促す役目もあります。
美容液は、お肌に対しての栄養補給。
美白、シミ、アンチエイジングなど美容液は
用途が分かれていることが多いですが
その用途に対してのお肌を保護するものと考えて下さい。
乳液やクリームは、お肌に対しての油分補給。
水分が与えられたお肌にはその水分を逃さないように
するために油分が必要になります。
「フタをしてあげる」のです。
よく聞きますよね。
オールインワンタイプの化粧品はそれが1つで
こなせる。
なんて便利なのでしょう!
と思ったあなた!
ちょっと待って下さい。
確かにオールインワンタイプは便利です。
時短ケアができます。
時間がない人にはもってこいです。
私のサロンのお客様でも使っている方が多いです。
「そのオールインワンタイプの化粧品どうですか? 」とお伺いすると
ほとんど方が
「うーん・・・、良いとは思うけどなんだか乾燥はする・・・。」という答えが多いのです。
それはなぜか?
オールインワンタイプの化粧品は単体の化粧品の役割にはかなわないからです。
上記にも書きましたが、化粧品にはそれぞれの役目があります。
だからこと単体で使う意味があります。
私は先日、UV機能がついたオールインワンタイプの
クリームを買いました。
それは、ホットヨガの帰りにさっとぬって帰りたいと
願望があったからです。
CMなどもやってるメーカーさんだったので
安心して使っていました。
でも、なんだか乾燥するのです。
最初は気のせいかなと思ったのですが
使い続けてみると乾燥するのです。
乾燥したことによって肌荒れが引き起こされ
シミが出てきてしまいました。
あわててそのオールインワンの化粧品を使うのを
やめて通常に戻したところお肌も落ち着いてきました。
もちろんそのオールインワンタイプの化粧品が
私の肌に合わなかったのは言うまでもありません。
私は仕事柄、いろいろなメーカーさんの
オールインワンタイプの化粧品をいただいたり
使ったりしますがどれも最初はいいんです。
お肌も調子いい。
でもそれだけを使い続けていくと、どうも乾燥してくる。
どのメーカーさんもです。
そのオールインワンタイプの化粧品だけですべてを
まかなおうと思ったら、かなりの量を使わないといけなくなる。
オールインワンタイプの化粧品がダメと言っているのではないのです。
否定しているわけではありません。
どの化粧品もメリット、デメリットがありますから。
そのオールインワンタイプの化粧品をどのように使っていくか
反対に考えてみたらいかがでしょう?
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まずは自分の肌に合っているものを選ぶことが大切です。
保湿効果が高いもの、美白効果が高いものなど
商品の特徴に合わせて自分の肌に合ったものを見つけましょう。
私がおススメしてる使い方は
オールインワンタイプの化粧品を使う前に
化粧水をつける。
これじゃオールインワンの意味がないんじゃない?って言われそうです(笑)
そうですね。
意味がありません。
私の中でオールインワンタイプの化粧品は油分。
ならばその前に水分を与えてあげると
オールインワンタイプも活きてくるんじゃないかなと思います。
私はその使い方をしたら乾燥は気にならなくなりました。
だからおススメです。
ひと手間かかりますが、ひと手間かけたほうが
お肌だって喜びます。反応があります。
自分のお肌ですもの。
めんどくさがらず、オールインワンタイプの化粧品を
使いたかったらひと手間かけてみて下さい。
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