ヒルドイド(ヘパリン類似物質)の美容効果の嘘、本当
わんこ大好きエステティシャンのまぎーです(*^_^*)
ブログに訪問下さって誠にありがとうございます。
今朝は、めっきり冷えましたねー。
といっても我が家は、マンションのおかげで
そんなに寒さを感じません。
一応、ストーブはつけたけど・・・
今回は、巷で話題の「ヒルドイド」について
書こうかなと思います。
あくまで、医療知識のない私の独断と偏見だけどね・・・・(そこの所お忘れなく・・・)
先日、日テレの朝の情報番組でも「ヒルドイド」が特集されていました。
ネットでも話題になっていますね。
少し前に、SNSで
「美容効果が抜群!」
だとか
「高級なクリームより効果がある」
だとか
そんな噂がわぁ~っと出ていました。
ヒルドイドって一体なんなのでしょう?
ヒルドイドが話題になった原因
ヒルドイドは、皮フ科(美容皮フ科も含む)で処方される保湿クリームです。
アトピー性皮膚炎などの治療に使う医療用保湿剤
のこと。
小さいお子様いらっしゃる方は、一度くらいは処方されたことあるか
または、耳にしたことがあると思います。
私も子供が幼き頃は、よーく処方されていましたし
自分がニキビで皮フ科でお世話になった時も
子供がニキビで皮フ科にお世話になった時も処方されたました。
今、私の父が大病になりお風呂に入れないため
肌がかなり荒れてしまいヒルドイドが処方されています。
処方理由は、「保湿」。
ニキビの治療薬って肌を乾燥させてしまうものが多いのか
必ずニキビ用の塗り薬と一緒に処方されました。
今も子供が放置してであろうヒルドイドがあります・・・(^_^;)
これは、ローションね。
処方なので保険が効くんですよね。
何故、このクリームが話題になってるかというと
原因は先程も書いたけど「SNS」ね。
「究極のアンチエイジングクリーム!」とか発信されたからなんですね。
このヒルドイド「美容クリーム」として使う人がいて
厚生労働省が処方に一定の制限をかける方針を固めたのです。
SNSで話題⇒芸能人も使ってる⇒私も美容効果が高いなら使いたいーーー
って人が横行したんですな。
さらに、深刻な自体として
もともとアトピーや重度の皮ふのかぶれ、乾燥などに処方されていたはずなのに
美容目的で「欲しい!欲しい!」「できるだけたくさん処方してくれ」と
いう人が多く増えたので
医療費増大につながる現状になり医療費の支払いを行う健康保険組合は、
医療保険適用外とすべきと提言しちゃってるから問題なのです。
ここらへんの詳しいことはこちらの記事を読んだほうがいいです。
だって、ヒルドイドは保湿剤であって美容効果はないんですから。
アトピーや乾燥などで治療してる人にとっては、
「なんてこったい!」ってことになるのは一目瞭然ってことなのですよ。
ヒルドイドってなんなの?
そのヒルドイドっていったいなんなのでしょう?
なんの成分なの?
って気になりません?
これはもともと医療機関で処方されているから医者でもない私が
説明したってたかが知れてるんだけど・・・・
使っていたこともあるのでちょっと説明すると
ヒルドイドの成分は、「ヘパリン類似物質」
ヘパリン類似物質とは、私達の体内に備わる「ヘパリン」という
物質と似た作用を持っている成分。国内では、50年以上前から使われている成分です。ヘパリンは、コンドロイチン・ヒアルロン酸などと同じムコ多糖類の一種。
肝臓で生成されて体内などで幅広く存在。
血液が固まるのを防ぐ作用や細胞増殖や脂質代謝にも関与。ヘパリン類似物質は、コンドロイチンをさらに生成した天然由来成分。
水と結合しやすいので肌なじみが良く低刺激。
ヘパリン類似物質は、有効成分を肌の奥の基底層まで働きかけて
細胞を正常にして細胞分化を促すことで乾燥肌を治す目的をもっているのです。
種類は、
❏クリーム
❏軟膏
❏ローション
とあります。
ヒルドイドの効果・効能は、
進行性指掌角皮症
凍瘡
肥厚性瘢痕・ケロイドの治療と予防
血行障害に基づく疼痛と炎症性疾患(注射後の硬結並びに疼痛)
血栓性静脈炎(痔核を含む)
外傷(打撲、捻挫、挫傷)後の腫脹・血腫・腱鞘炎・筋肉痛・関節炎
筋性斜頸(乳児期)
引用:https://www.maruho.co.jp/medical/check.html
市販の肩こり・腰痛・筋肉痛の塗り薬なんかにも
「ヘパリン類似物質」と記載してあるのでチェックしてみて。
ヒルドイドと記載していない「ヘパリン類似物質」のローションを
私は美容クリニックで保湿目的で処方してもらったこともあります。
スプレータイプだったよ。
このどこにも「美容効果が高い」とは謳っていませんよね。
ましてや「シミが消える」とか「シワが消えた」なんてことはないのですよ。
私もシミやシワが消えると思って、この手のクリームを使ったことはありません。
何度も言うけど「保湿」が目的。
シミやシワを改善したい場合は、その効能をもった美容液を使ったり
クリニックでレーザー受けたりします。
保湿クリームのそれぞれの役割
市販でもたくさんの保湿クリームが売られたりしてます。
それらは保湿クリームごとに保湿成分が違ってきます。
誰もが一度は耳にしたことがある「保湿成分」
❏コラーゲン・・・・真皮の中に網目のように存在し水分を保ち肌の弾力を保つ。
❏ヒアルロン酸・・・角質層に水分を留める。保水力は1グラムのヒアルロン酸で
6リットルの水を保持できる。
❏尿素・・・・・・・角層内の水分を引きつけ角層を柔らかくする作用がある。
❏ワセリン・・・・・皮ふの表面に油膜を作って角質層の水分蒸発を防ぐ。
❏セラミド・・・・・角質細胞間脂質であるセラミドを補ってくれる。
❏ヘパリン類似物質・・・基底層の細胞に働きかけて、弱った細胞を修復し、肌の内部構造から治す。
これも何度も言ってるけど、
「乾燥はすべての肌トラブルを招く」と言われるほど
肌にとっては、良くないことなのです。
そして、水分と油分のバランスがとれてる肌こそ美肌なのです。
だからこそ、自分に合う保湿成分を見極めることが必要となってきます。
私の友人も化粧ポーチから
ヒルドイドを取り出して「私はこの1本でケアしています!」って豪語してたけど
彼女自体がアトピーなので美容目的で使っているわけではないんだけど
「水分も必要なんじゃないの?」って密かに思いましたもの。
SNSで話題になったものが必ずしも自分に合っているものなのかも見極めないと。
ニベアも話題になったけど、あのクリームもあくまで保湿。
ドゥ・ラメールと似た成分だとしてもニベアはあくまでニベアなんです。
私もニベアは保湿対策として使っているけど
その前に化粧水・美容液をつけてからニベアで保湿。
これは私の肌と相性が良かったお手入れ方法。
ニベアで荒れる人もいるし、ヒルドイドが合わない人だっているかもしれないでしょ?
医療機関で処方されるってことは、ヒルドイドが必要な人がいるってこと。
SNSで拡散効果がこの自体を招いたしまったんだけど
簡単に飛びつかないで自分なりに調べてみて使うでも充分だと思うんです。
そのネットでなんでも調べることができる時代ですから。
ヒルドイドは、シミやシワましてやアンチエイジング効果はなく
肌の細胞に働きかけることにより弱った細胞を修復し、肌の内部構造から治してくれるので
健康な肌の人には保湿でしかないわけなのです。
そこんところ、頭のどこか片隅に覚えておいてくれるとうれしいな~。
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