もうひとつの付属器官「皮脂腺」
前回は、「汗」のお話をしました。
汗腺は付属器官です。
そしてもう汗と関係のある「皮脂腺」も付属器官になります。
この2つの付属器官は、分泌腺になります。
他の付属器官として「爪」「毛」があります。
今回は、その皮脂腺についてお話したいと思います。
この図を見ていただくとわかりますが
皮脂腺は、毛包に密接して脂を作り出す付属器官です。
(画像はお借りしています。)
この脂はいわゆる「皮脂」のことです。
お肌の脂です。
皮脂腺はアポクリン腺と同様に毛根に直接つながっています。
皮脂腺は、毛穴をたどりお肌表面に皮脂を 分泌します。
汗腺から分泌される汗と皮脂腺から分泌される
皮脂が混ざりあい皮ふ表面(角質層)にうすい保護膜を作ります。
これが「皮脂膜」です。
皮脂膜は弱酸性で過剰な菌からお肌を保護すると
同時にうるおいを保ちお肌の柔軟性を維持します。
これを天然保湿因子NMF(ナチュラルモイチュアライジングファクター)といい
私達が自分で作り出せる最高の天然クリームと言われるものなのです。
健やかな美しいお肌を保つのに重要な要素になります。
NMFがないとお肌は水分を保つことができません。
そしてNMFは加齢とともに減少していくのです。
水分が保てないということは肌が「乾燥」します。
肌が乾燥するということは、肌トラブルが発生しやすいということになります。
だからこそスキンケアが大切になってきます。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。