お肌の構造を知ろう!
今回は、お肌の構造をお話ししてみたいと思います。
敵を制するにはまず味方から。です。
美肌を制するには、お肌の構造を知っておくことで、
自分のお肌の状態がより把握できるようになります。
自分のお肌のタイプは、どんなケアが合っているのか。
そんなことがわかると今後のケアの方法もわかってきます。スキンケアの指標ができる!
私は若い頃、エステサロンに良く通っていました。
その目的は「美肌になりたいから」です。
エステや化粧品にいくらお金をかけてきたでしょう・・・(笑)
今はエステティシャンとなっておりますが
その方のお肌を見ただけで、その人の肌の状態や悩みがわかるようになりました。
若い頃にエステに行くと、エステティシャンは必ずお肌の構造を話してきます。
どのサロン行っても肌の構造を話してくるのでしまいには覚えてしまったのです。
ただエステティシャンと勉強した時に改めて 覚えなおしましたけど・・・・
まず、お肌は「表皮(ひょうひ)」「真皮(しんぴ)」そして「皮下組織」の3層になっています。
【表皮の構造】
皮ふの一番外側にあります。
肌内部を守っていて、厚さはわずか0.2~0.3㎜です。
さらに表皮は、
「基底層(きていそう)」
「有棘層(ゆうきょくそう)」
「顆粒層(かりゅうそう)」
「角質層(かくしつそう)」
の4層から構成されています。
手のひらや足のうら、爪周りなどには
角質層と顆粒層の間に「透明層」と言われる層がありさまざまな刺激のクッションになっています。
いわゆる角質で、刺激を受ければ受けるほど
より厚くなり硬くなって皮ふを保護しようとする働きがあります。
足のかかとの皮ふが厚くなるのはこの透明層の働きによるものなのですね。
表皮の4層の最後にあたるのも角質層です。
この角質層に一定期間とどまったあとにアカとなって剥がれ落ちて行きます。
皮ふは、基底層で生まれて角質層で剥がれ落ちるまで約28日と言われています。
これを「ターンオーバー」と言います。
お肌の新陳代謝のことですね。
新陳代謝は約28日周期と言われていますが年齢とともに代謝は落ちて周期も長くなってきます。
30代では40日
40代では50日
50代では55日~60日と言われています。
いや、現代人はもっともっとターンオーバーの周期が崩れているのではないかなと感じています。
この周期がきちんと28日になっているのは
生まれたての赤ちゃんぐらいではないでしょうか・・・
【真皮の構造】
表皮を内側から支えているのが真皮層になります。
皮ふの心臓部で別名は繊維層とも呼ばれています。
肌年齢を決定すると重要な場所なのですね。
皮ふ組織の大部分を占めています。
厚さは約2㎜ほどです。
真皮層には、繊維状のタンパク質コラーゲンが大部分を占めています。
その間をヒアルロン酸などのゼリー状の気質が水分を抱えています。
これにエラスチンが加わります。
エラスチンも繊維状のタンパク質です。
お肌に弾力を与えています。
これらの繊維や基質を生成する細胞を繊維芽細胞(せんいがさいぼう)と言います。
その他に真皮層には、血管やリンパ管、汗腺などもあります。
【皮下組織の構造】
皮下組織は、皮ふの3層構造のうち一番内側になる組織です。
表皮と真皮を支えているのですね。
皮下組織の大部分は「皮下脂肪」です。
体温保持や衝撃吸収の役割があります
そこに動脈、静脈が通っています。
皮ふ組織に栄養を届けたり、老廃物を運び出してりしています。
これがおおまかなお肌の構造になります。
次はそれぞれのお肌の役割をお話しをしましょうね。
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